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VoiceTubeのアプリで簡単にサラリーマンが英会話を上達できるか?

マレーシアのカズです。

マレーシアに海外赴任して3年目になる冴えないサラリーマンです。

今回はスマホアプリのVoiceTubeを使って
簡単にサラリーマンが英会話を上達できるか
実際に使ってみたので検証していきます。

結論から先に言うと
VoiceTubeを使っても簡単に英会話は上達しないです。

VoiceTubeで英会話が上達できない理由を説明する前に
簡単にVoiceTubeアプリについての特徴を説明していきます。

VoiceTubeアプリの簡単な特徴説明

特徴その1 英語動画の学習アプリ

まずはVoiceTubeとは一言で言うと
無料で視聴できる動画です。
教養と娯楽を合わせた動画になっています。

しかしYouTubeとは違い
英語学習を題材にした動画を扱っています。
英語学習動画コンテンツを配信している
スマホのアプリになります。
(Apple、Androidどちらもダウンロードできます)

ジャンルの一例

・TOEIC、IELTS試験用
・トラベル
・CNN,BBCのニュース
・ライフスタイル
・英語学習情報
など他にも様々なジャンルがあります。

もちろんほぼ全ての動画は、
英文字幕と日本語字幕も選択できる
ようになっています。

英語字幕で分からない箇所などは、
あとで日本語字幕で確認することで
英会話の上達につながります。

また動画の長さはほとんどが
5分から10分弱の動画になっています。

これなら忙しいサラリーマンでも、
移動時間、休憩時間を利用して
英会話学習をすることができます。

特徴その2 レベル分けと辞書機能

英語レベルによる検索

VoiceTubeの動画検索は、
英語レベルによっても細かく
検索をすることができます。

また検索の区分でも
米、英、豪というか区分がありますが、
アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語に
よっても動画検索できます。

最近では3ヶ国による極端な発音の違いは
少ないですがやはりイントネーションはなどは
まだまだ違いが聞き取れます。

レベルが細かく分かれているので
自分の英語レベルに合った動画で、
英語学習を進めやすくなります。

英単語の辞書

無料会員登録をすると、
辞書機能を使うことができます。

VoiceTubeの動画を視聴中に、
分からない英単語が出た場合は
字幕の英単語をタップ、クリックすると
辞書機能で意味を表示してくれます。

分からない英単語を直ぐに
調べることができるので、
動画の内容もすぐに理解でき
英語学習をスムーズに進めることができす。

特徴その3 ニュース動画で学習

VoiceTubeの動画には、
BBC、CNN のイギリス、アメリカの
最近のニュースを10分弱にまとめた
動画も字幕付きで視聴もできます。

またニュースを使っての
TOEIC、IELTS、TOEFL勉強用の
ジャンルも用意されています。

これからTOEICなどの試験を受けて転職を
考えているサラリーマンにも
テスト学習に適しています。

大まかに3つの特徴をあげてみました。
他にも詳しい特徴を知りたい方は、
直接下記から確認してみてください。

それではなぜVoiceTubeには素晴らしい特徴があるのに,
英会話を簡単に上達させることができないのか説明していきます。

VoiceTubeで簡単に英会話が上達できない理由

理由その1 質問ができない

VoiceTubeは大変優れた
英語学習のアプリです。

分からない単語や英文章も
日本語で確認することができます。

しかし文脈の意味が分かっても、
どうしてこのような文法やこの代名詞を使うのか
などはオンラインレッスンではないので
分からないことが正直たくさん出てきます。

オンラインレッスンではないので、
教えてもらうことができません。

これでは分からないことが
なかなか解決されずに、
英会話の上達に時間がかかります。

また英単語の発音や発音アドバイスをした
専門の動画も用意してありますが、

ニュース動画などで聞いた
難しい発音の英単語など
自分の知りたいピンポイントの英単語の
発音動画はない場合が多いです。

また英単語の発音アドバイス動画も
たくさんあり自分の知りたい
英単語の動画を探すにも
時間がかかってしまいます。

これでは他のサイトや調べたり
オンライン英会話で発音練習をした方が良いです。

理由その2 試験対策のノウハウではない

VoiceTubeにはTOEIC、TOEFL勉強用と
IELTS対策の動画検索がジャンルにあります。

しかし全ての動画がテスト対策の
ノウハウ動画ではありません。

ほとんどの動画がCNNやBBCのニュース動画を
まとめて10分弱に編集した動画での
英語の耳鳴らしの動画になっています。

数は少ないですが、TOEICやIELTSの
過去問題に使われた試験に近い動画はあります。

これならVoiceTubeをわざわざ使わなくても
TOEICの過去問題、音声問題は
今は簡単にネットで数多くの検索でき、
音声問題も聞いて回答することもできる
サイトもあります。

TOEICなのどのテストを受けるのであれば
音声、英文を読み上げているスピードを
実際にテストで出題されて過去問題を学習した方が、
テスト対策には向いています。

理由その3 会話速度が早い

VoiceTubeで使われている動画は
レベルにもよりますが、
英語字幕が付いているとはいえ
かなり早口で話しています。

特にニュースを題材にしている動画は
元々の視聴者はネイティブが見ていたので、
私たちにとってはかなり早口に聞こえます。

これでは英語学習用としては向いていません。

まとめ

VoiceTubeは非常に素晴らしい
英語学習アプリになっています。

しかし動画である程度内容が想像できるので
動画の内容がよく分からなくても
理解した気になってしまいます。

実際に英語での電話だったり、
英文字幕が出ないリスニングテストが難しいのは
耳で聞いた英語の音で
解釈、理解しかできないためです。

動画も一緒に脳内に入ってくると
脳内である程度の内容を解釈、想像できてしまい
少しくらい音声を聞き逃し、分からない部分があっても
ある程度解釈してしまうのです。

これは日本語でも当てはまります。

例えば
子どもに電話をかかて用事や
家のことをやってもらうように頼みます。

私たち大人はちゃんと丁寧に伝えても
子どもはあまり理解できずに
用事や大事なことをやっていないことが多いはずです。

これは音声だけを聞いて理解するのは
映像や写真がないと音声だけでは理解し覚えるのが
難しいことなのです。

また子どもに読み聞かせる
絵本も似たようなものです。

子どもに絵を見せ読み聞かせることで
目と耳に印象をを与え、
子どもは絵本の内容を理解します。

これからビジネス英語を学ぶために
ニュース番組だけを見るのも良くないです。

映像、動画の影響である程度内容を想像できるので、
あまり内容を理解していなくても
理解したようなことにしています。

実は動画、映像に頼って理解、解釈したと
勘違いしている部分が多いのです。

まずは音声だけを聞いて
何を言っているのかわからい箇所は、
2回目以降に音声と字幕、文字を追って
聞いていく方が動画を見ながらより理解度を
高める学習方法になります。

VoiceTube非常によくできた
英語学習アプリになっていますが、
残念ながら万能ではありません。

ビジネスの現場には、
ビジネスメールを書いたり
文章を作成することもかなりあります。

VoiceTubeには文章をつくる機能や
特別ビジネス英語を学べるジャンルはありません。

VoiceTubeを使っての英語学習は、
あくまでも英語耳を作る
準備程度と考えてください。

VoiceTubeだけを使っていては、
残念ながら簡単に英会話の上達はできません。