マレーシアのカズです。
マレーシアに海外赴任して3年目になる冴えないサラリーマンです。
マレーシアは都市封鎖(ロックダウン)が終了して
約1ヶ月が経とうとしています。
今現在は多くの職種で営業が再開されています。
しかし美容院、映画館、ジム、バーなどは
いまだ営業の許可は出ていません。
営業も夜間の10時以降は禁止になっています。
また学校や多くの人が集まる礼拝堂などは
いまだに再開されていません。
今回はマレーシアのロックダウン後に
ショッピングモールで行っている
新型コロナウイルスの感染抑制対策を
紹介していきます。
マレーシアのショッピングモールの対策
マレーシアにも日本と同じように大型ショッピングセンターは
たくさん存在します。
AEON、ISETAN、SOGOなどがマレーシアに進出しています。
QRコードを読み込む
ショッピングモールに入るには
マスク着用で口、鼻を覆うことが義務付けられています。
大抵の場合は同じでショッピングモールに入ると直ぐに
入り口付近の係員からの指示で、
私たちはQRコードをスマホから読み込みます。
QRコードを読み込むことで
私がこのショッピングモールに何時に入店したかの
記録が残ります。
初めてQRコードを読み込むと
本名、携帯電話番号、身分証明の識別番号(私の場合はパスポート番号)
が表示されるので確認してスマホをタップして送信します。
マレーシアのスマホ普及率はかなり高いです。
3年マレーシアに住んでますが、
今までガラケーを使っている人を見たことがないです。
係員が検温をするため1列に距離を取って並びます。
検温して38度以上の熱がある場合は入店を拒否されます。
検温後は検温の係員の前にあるハンドジェルを使い
手指を消毒するように指示されます。
ショッピングモールの入店には検温後の
手指の消毒も義務付けられています。



ショッピングモールの入店するための
ワンデイパスを発行してもらいます。
買い物をする場合
ショッピングモール内の買い物は、
各テナントごとに入店客を記録します。
もちろんテナントに入店する時もマスク着用は
義務付けられています。
(飲食店の場合は店内ではマスクはしません)
テナントごとに違うQRコードの読み取り
検温結果を入力する項目が出てきます。
入店前にテナントのスタッフに検温してもらい
検温結果を入力しタップして送信して
ハンドジェルで手指を消毒してから入店が許されます。
ロックダウンが終了した直後は、
QRコードを読み取るのシステムではありませんでした。
各テナント、レストランが用意したノートに
名前、電話番号、身分証明の番号、入店時間と検温結果を
全て手書きで書いていたのでスーパーなどは時間帯によって
かなり入店するのに待たされました。

とりあえずファミマに入店してみます。
こちらもこのように入店記録が残ります。
飲食店の場合
飲食店の入店の場合は基本的には、
他のテナントと何ら変わりはありません
しかし飲食をするテーブルとテーブの
距離はかなり離されおおよそ2メートほどになっています。
テーブルの間隔もレストランを営業再開するために
国から定めらている条件になっています。
テーブル間に距離をとっているために
入店できる客数もかなり減ることになっています。
これによって極端に他のお客さんと
近くに寄らないようになっています。


入店する前には必ず
検温してQRコードで読み込んだページに
検温結果を入力します。

店内はテーブル間の距離をとっているため
空いているように見えます。
トイレも距離がある
ショッピングモール内にある
共有トイレも同じように
距離をとってあることに驚きました。
(女性用は入れないので不明です)
個室用トイレは流石に一つおきには
距離をとっていません。

まとめ
いまだに多くの国では新型コロナウイルスが猛威を奮っています。
しかし欧州や北米などでは、
徐々にロックダウンを緩和もしくは解除して
徐々に日常生活と経済活動を元に戻しています。
日本もまた緊急事態宣言を解除して
段階的に経済活動を再開するようにしています。
またどこの国でも多くの人々が日常生活を再開して
動き出せば新型コロナウイルスの
第2波、第3波の流行は予想されています。
マレーシアのように徹底して、
個人の行動を記録することは
プライバシーの問題に触れる面もあります。
しかし入店前に検温して
38度以上の熱がある場合は入店を拒否することで
クラスターや流行を未然に防ぐことができます。
万が一感染者が入店して後日発症しても、
入店記録が残っているので感染者の
移動経路や接触者を特定することも容易になってきます。
日本も第2波、第3波の流行を懸念するのなら
個人のプライバシーに配慮するような入店記録の
システムを整備して新型コロナウイルスと共存をして
経済活動をしていくべきです。