マレーシアのカズです。
マレーシアに海外赴任して3年目になる冴えないサラリーマンです。
今回はクラウティというオンライン英会話を
実際に使ってみたので検証していきます。
先に結論から言うと
クラウティでは英会話は簡単に上達しません
なぜ英会話が上達しないかを説明する前に
クラウティの大まかな特徴を説明していきます。
Contents
クラウティの簡単な特徴説明
特徴その1 家族で使えるオンライン英会話
クラウティは1つ登録で最大6人まで
アカウントを作ることができるオンライン英会話です。
家族でオンライン英会話をシェアすることにより
忙しくて週に1度くらいしか
レッスンを受けることができない
サラリーマンのお父さんがいたとしても
あらかじめ登録している他の家族が
レッスンを受けることができます。
もちろんその場合も追加料金を払うことなく
登録している家族が別々のレッスンを受けることができます。
ちなみに私は独り身なので
1つのアカウントでレッスンを受けました(涙)
家族のスタイルに合わせてのレッスン
例えば海外赴任が決まったサラリーマンの一家
・サラリーマンのお父さんは海外赴任に備えたビジネス英語レッスン
・奥様は海外赴任のための日常英会話のレッスン
・お子様は外国人との英会話レッスンで環境の変化の準備
(小さなお子様の場合はレッスンに付き添いも可能)
この様に家族の目的によって
オンラインレッスンを受けることができるので
海外赴任が決まったサラリーマンの一家でも
英会話の学習を進めることができます。
また新型コロナウイルスの影響で
まだ自宅で家族と過ごす時間が多いので
この機会に家族で一緒に英会話を習うのも良いです。
特徴その2 レッスン時間とレッスン教材
クラウティのレッスン時間と受講可能時間
・1レッスンが25分のレッスン時間になります
・レッスンは毎日午前10時から夜12時まで受講可能です
(休校日もあるので予約時に確認が必要)
・レッスンは全てマンツーマンレッスン
クラウティで使われるレッスン教材は全て
大手教育企業の学研で作成された教材を使っています。
教材は全て無料で使うことができ
小さなお子さまから大人までの
ラインナップで構成されています。
特に幼児から大学生くらいの教材が充実しています。
テキストにはビジネスシーンに
合わせて作られた教材もあり
これから海外赴任、海外出張が決まっている
サラリーマンでも役立ちます。
ちなみにクラウティは大手教育企業の
学研が運営しているオンライン英会話教室になります。
特徴その3 講師の質にこだわり
クラウティのレッスン講師は全て
フィリピン人によって構成されています。
レッスン講師はオフィス常勤と在宅勤務の2種類で
オンラインレッスンを提供しています。
しかしクラウティでは厳しい採用基準を設けて
講師にようるレベル差を最小限に抑える様にしています。
また講師陣は数多くの研修を行うことで
レッスンの質を高めていくとともに
受講生のレッスンに対するモチベーションを
上げるための工夫を常にしています。
特徴その4 レッスン画面
オンラインレッスン中の画面は
教材の画面と講師の顔が映し出された画面が
区切られた1つの画面に映し出されます。
レッスンの進行の度に、
何度も教材と講師の画面が
切り変わることなく
スムーズにレッスンが進むのも特徴です。
レッスン教材が常に画面に表示されるので
受講生はレッスン教材を
わざわざダウンロードする必要はありません。
また保護者の方もお子さまのレッスンのたびに
教材をわざわざダウンロードして準備する
手間も省けて便利です。
大まかに4つの特徴をあげてみました。
詳しい特徴や料金プランなどは
下記より直接ご確認ください。
それではなぜこの様に
素晴らしい特徴があるのに、
クラウティでは簡単に英会話が上達できない
理由を説明していきます。
クラウティで簡単に英会話が上達できない利用
理由その1 レッスンと受講時間が短い
クラウティのオンラインレッスンは
1レッスンが25分となっています。
実質のレッスンはもう少し短くなります。
最初の3から4分ほどは、
初めてのレッスン講師と受講生の場合は
お互いの挨拶から始まります。
2回目以降の講師の場合は、
お互いの簡単な近況報告で時間を使います。
残りの21から22分ほどが
実質のレッスン時間になります。
ちなみに一般的な通学型の英会話教室は
1レッスンが大体45から50分ほどになっています。
同じ様に最初にお互いの挨拶などをしても、
まだ40分以上のレッスン時間が残っています。
クラウティのレッスン時間は短く
これでは英会話が上達するまで
時間がかかってしまいます。
すでに海外赴任、海外出張が決まった
サラリーマンにはあまり時間がないので
悠長に英会話を習っている時間はありません。
またレッスンの受講時間も夜12時までとはやく、
レッスンの予約も1日先しか予約ができないことも
大変不便です。
これではいつも忙しくて帰りが遅いサラリーマンには、
クラウティでレッスンを継続して受けていくのは難しいです。
理由その2 レベルチェックとレッスン教材
クラウティでは無料トライアルレッスンでは、
特に受講生の英語レベルのチェックはなく
ごく普通にコースをと教材を選んでレッスンを体験する形になります。
(注意・無料トライアルを受講するにはクレジットカード情報を
入力する必要があり無料トライアル終了期間後に自動決済されます)
最初の段階で受講生の英語レベルの
チェックがないとクラウティの講師たちは
聞く、話す、書く、読むなどの
どの部分が受講生の苦手なのか分からずに
レッスンを進めても英会話の上達につながりません。
またクラウティのレッスン教材は、
学研が制作しているにもかかわらず
選択できるレッスン教材の数は驚くほど少ないです。
レッスン教材もダウンロードができないので、
予習にレッスン教材を使えないので
わざわざ自分で他の物を用意する必要があります。
復習はレッスン終了後に
レッスンで使われた教材を見ることができますが
もちろんダウンロードはできないです。
これではせっかく素晴らしいレッスンを受けても
予習、復習にレッスン教材を使えないので
英会話が上達しません。
理由その3 講師陣が偏っている
クラウティのレッスン講師たちは
全てフィリピン人で構成されています。
もちろん厳しい試験を突破して、
クラウティのレッスン講師になったので優秀なはずです。
しかし全員がフィリピン人という
ことでネイティブスピーカーの発音や、
独特の英語の言い回しを習うことが難しいです。
これからグローバルに活躍する
サラリーマンは色々な英語を聞いて
その国で話される英語の
イントネーションやなまりを知っておいた方が良いです。
インド人、中国人、ネイティブスピーカーの
英語は全く違います。
私もマレーシアに赴任して2週間くらいは
マレーシア人の話す英語がわかりませんでした。
それは今までマレーシア英語を聞いたことが
なかったのでマレーシア人の話すイントネーションや
なまりをよく理解できなかったからです。
まとめ
クラウティは素晴らしい
教材、優秀な講師を揃え、
ご家族でオンライン英会話を習うことができます。
時代にあったコンセプトの
オンライン英会話スクルールです。
しかしコンセプトは時代にあっていても
残念ながら簡単に英会話を上達させることはできません。
なぜなら無料レッスンや初回レッスンで
受講生の現在の英会話レベルチェックをしません
受講生も最初に受けたレベルチェックと
レッスンを数回受けて今現在の英語レベルが
数値などで可視化できれば
モチベーションを維持して英会話の上達ができます。
またクラウティ側も受講生の英会話のレベルを
チェックすることによって受講生の苦手な部分を知り
受講生に英語上達のアドバイスをすることもできます。
そして今後のレッスンの方向性も作ることで、
受講生の英会話の上達を早めることもできます。
もちろんレベルチェックをしなくても
レッスンを進めていけば、
受講生は最初よりは英会話が上達します。
しかしクラウティは英語レベルチェックをしません
これでは本当に受講生の英会話を上達させたいのか
疑問に思います。
もし本当にクラウティが受講生のことを考えているなら、
受講生に早く英会話を上達してほしいと望むはずです。