マレーシアのカズです。
マレーシアに海外赴任して3年目になる冴えないサラリーマンです。
新型コロナウイルスの流行で
多くの国、地域がロックダウン(都市封鎖)をしましが
5月に入って多くの国は徐々に新型コロナウイルスが収束に向かい
ロックダウンを緩和、解除してきている国が出てきています。
しかしそのロックダウンは
本当に政策としては成功だったのかと言う疑問が出てきています。
今回はいろいろYouTubeに上がっている動画と
マレーシアにて実際にロックダウンを経験した
私が検証していきます。
日本ではロックダウンはないので
自主規制となっていて英語では、self imposed control などと言われています。
それでは新型コロナウイルスに対して
ロックダウンのメリットを
まずは簡単に説明していきます。
Contents
新型コロナウイルスに対してのロックダウンのメリット
マレーシアに住む一流芸能人のガクトさんが
ロックダウン政策緩和後の首都クアラルンプールの街の様子を紹介しています。
メリットその1 爆発的な流行を防げる
ロックダウン(都市封鎖)をすることによって、
人々の往来、外出を禁止して感染の拡大を抑制できます。
学校や商業施設、駅やバスターミナルなど
多くの人が集まる場所、移動手段を閉鎖して感染拡大を食い止めます。
厳しい国だと食料品購入、医療機関にいく以外は外出は禁止です。
ロックダウンによって多くの人々の命を救えました。
マレーシアは基本的に食料品購入と医療機関に行くことしか認められておらず、
ジョギングなどの屋外での運動、マンションに備え付けのジムで運動も禁止でした。
警察、軍隊が巡回して取り締まっています。
またはジョギングなどをしていると近隣住民が警察に通報する場合もあります。
ジョギングをしていた日本人も警察の警告を無視して逮捕されています。
メリットその2 医療崩壊を防ぐ
新型コロナウイルスはいまだに
インフルエンザなどと違い予防接種ワクチンや特効薬などは
世界的にまだ認証、認可されていないので使用は出来ない状況です。
よって新型コロナウイルスで感染発症した場合は
対処療法しかないので爆発的に感染者が発生してしまうと
・患者を受け入れる病院の定数を超える
・患者が増えると医療従事者の手が届きずらくなる
・また重傷患者の集中治療室が容量を超えてしまう
・地方では絶対的な医療機関が少ないなど
ロックダウンで新型コロナウイルスに感染し
症状を発症した患者数を抑制することで
医療機関、医療従事者を崩壊を防ぐことができます。
他にもいろいろな有効性はありますが
大まかに2つをあげました。
私の住んでいる街のロックダウン政策緩和後の
ショッピングモールの様子です。
それではロックダウンの政策をとった結果の
デメリットを説明していきます。
新型コロナウイルスのロックダウン政策を選択した結果のデメリット
デメリットその1 ロックダウンしもてゼロにならない感染者
多くの国と地域で新型コロナウイルスの
感染者が増加してロックダウンをしました。
しかしロックダウンをしても
感染者をゼロにした国はありません
香港やマカオでは新規の感染者は出なくなりましたが
多くの国ではロックダウンをしても
新規の感染者出ています。
新規感染者を減らせても
ゼロにはできないのです。
かといっていつまでも
市民や国民を家に閉じ込めている
ロックダウン政策を続けていくことも限界があります。
ある程度、感染者数、新規感染者数が減ったら
ロックダウンを段階的緩和、解除に向かっている国が多いです。
しかし新型コロナウイルスの感染者がいる以上
また爆発的に新規感染者が増加することもあり得ます。
シンガポールは一時期、
新型コロナウイルスの閉じ込めに成功しましたが
今は爆発的に新規感染者を出しています。
ウイルスの撲滅やワクチン、特効薬の
開発が完成されるまで何度も流行の度に
ロックダウン政策をしたら
私たちも政策に振り回され精神疲労も困憊になります。
そんな政策を繰り返しては
選挙で政権交代ならまだ穏便ですが、
国によっては国民が暴動などを起こしかねません
デメリットその2 経済の衰退
ロックダウン政策中に
いくら国、政府が一時的に私たちに
補助金や給付金を払って私たちの生活を支えても
税金を使っています。
新型ウイルスのワクチンや特効薬ができるまでは
ずっと国が税金を使って補助金、給付金を
払い続けることは現実的に不可能です。
私たちが経済活動をしてくれないと
国が税収を得ることさえ難しくなるからです。
また多くの人は補助金、給付金だけでは
正直、充分とは言えない金額なのです。
マレーシアでも給付金、補助金制度はありますが
給料の全額を保証してくれるものではありませんし
月給によって貰える金額もかなり違います。
また多くの国ではロックダウンによって
多くの企業が休業、倒産して
たくさんの失業者を出しています。
ロックダウン政策によって
大きく経済を衰退させてしましまいました。
これからますます税金を使っての
経済対策をする必要が出てきているのです。
まとめ
経済より私たちの生命の方がはるかに
重要であることは間違いではありません。
命を守るため
ロックダウン政策が悪いとは言いません。
しかしロックダウン政策、自粛生活によって
多くの国で経済面以外で悪影響が
報告され出してきています。
引きこもり生活によっての悪影響
例えば
・高齢者の痴呆症、孤独死増加
・家庭内暴力の増加
・青少年の学力の低下
・引きこもり生活で子どもの心疾患の増加など
これからまだロックダウン政策の悪影響がだ出てきます。
(私の推測の部分もあります)
多くの人は少し考えれば
ロックダウン生活、自粛生活を体験しているので分かります。
これからはインフルエンザのように
新型コロナウイルスと共存して行く時代になっていきます。