マレーシアのカズです。
マレーシアに海外赴任して3年目になる冴えないサラリーマンです。
今回はTEDを数十本ほど試聴したので
英会話が上達できるか検証していきます。
結論から言うと
TEDの試聴だけでは英会話が上達しません
まず英会話が上達しない理由を説明する前に
まだTEDをよく知らない人のために
簡単にTEDについての特徴と説明をしていきます。
Contents
TEDについての簡単な特徴と説明
特徴と説明その1 プレゼンの動画配信
TEDを簡単に言うと、
プレゼンテーション動画を無料配信している団体です。
YouTubeにもチャンネルがあります。
ちなみにTEDは略式で Technology Entertainment Design
の頭文字をとっています。
プレゼンテーションを動画配信しているので、
英会話学習のために作られた動画ではありませんが
最近では多くの人がTED試聴して
英会話の学習に取り入れています。
特徴と説明その2 プレゼンターの幅が広い
TEDのプレゼンターには性別、国籍、職業を問わず、
多くの人がプレゼンテーションをしています。
有名無名を問わず、その道のエキスパートがプレゼンをしています。
TEDでプレゼンした著名人の一例
・スティーブン ジョブス (元アップルCEO)
・ジェフ ベゾス (Amazon創業者)
・ビル ゲイツ (マイクロソフト創業者)
・ジェームス キャメロン (映画監督 タイタニック、アバターなど)
・ミッシェル オバマ (元米国大統領夫人)
他にも多くの著名人がプレゼンをしています。
もちろんその道のエキスパートが講演するので
興味のある分野は必ず見つかります。
これからグローバルに活躍する
サラリーマンは英語でのプレゼンの方法を
多くのプレゼンターから学ぶことができます。
また仕事の関連分野を試聴することで、
その関連の英単語も覚えることができます。
特徴と説明その3 プレゼン時間と字幕
TEDでのプレゼンテーション時間は
長くても20分程度のプレゼンになっています。
短いプレゼンだと5分ほどで終了します。
これなら
忙しくてあまりゆっくりと動画を見ることができない
サラリーマンでも通勤時間や休憩時間を利用して
英語学習をすることができます。
TEDの動画にはもちろん
英語の字幕を付けれる設定もあるので、
分からない単語、言い回しなども
あとで調べて学習することができます。
また日本語に翻訳されている
字幕も設定することもできます。
英語字幕を試聴した後に復習の意味で
日本語字幕で見ることも可能です。
これならわからない部分の英文が続いても
あとで日本語訳で見返すこともできるので
英語読解力の向上ができます。
以上のように
TEDの大まかな特徴をあげました。
なぜTEDを試聴しただけでは英会話が上達できないのか説明していきます
TED視聴だけでは英会話が上達できない理由
理由その1 早口なプレゼンター
TEDのプレゼンターはプレゼンテーションの
持ち時間が限られているので
どうしても早口で話す傾向があります。
早口なので英語が聞き取れない、
または聞いてもよく分からない部分が出てきます。
もちろん英語字幕をつけて
その字幕を目で追って行くこともできますが
正直その学習方法を最初から行うことはおすすめしません
数回試聴してみて
どうしても聞き取れない場合は
英語字幕付きで復習程度に見ることが良いです。
理由その2 口語的な英語と専門的な単語
TEDに出演するプレゼンターの多くは
ネイティブスピーカーが多いのが特徴です。
そのため話し言葉、口語的な
英語でプレゼンテーションになることが
多く見受けられます。
日本人の英語能力はどうしても
文章の読解力が高い傾向にあるので
英語の話し言葉、口語での
プレゼンテーションは意外に分からないことが多いのです。
英語の話し言葉、口語を辞書やネットで検索しても
載っていない時もあるので解釈できない時もあります。
これではTEDを英語学習に向いているとは言えません
また自分が得意する分野でも
専門用語が多く使われるプレゼンが
かなりあります。
難しい専門用語、英単語
・医療系
・環境問題
・経済的用語など
正直ある程度、
この分野に詳しい人でも
かなりの専門用語が英語で話されているので
分からない部分が多くなります。
また分からない英単語を調べても
専門的な英単語を学習する
意味合いの方が強くなってしまいます。
せっかく英語学習するのであれば
実用的な英語を身につけた方が良いです。
またTEDを試聴する人は、
自分の興味のある専門分野のエキスパートの
プレゼンテーションを聞くので
ある程度の英会話、リスニングの実力を
有している人が試聴していると前提して作られています。
正直、日本語字幕でも見ても
専門的すぎてあまり理解できない
プレゼンもたくさんあります。
また和訳が微妙に違っていたりする場合もあります。
理由その3 英語に癖がある
プレゼンターは
もちろんネイティブだけではありません
専門分野のプレゼンターの中には
英語が第二言語のプレゼンターも講演します。
例えば
・インド系
・中国系
・ラテン系など
彼らにはどうしても独特のなまり、
発音の違い、イントネーションなど
地域や出身国によってかなり違いがあります。
日本人が聞き取りやすい英語もあれば
そうでない場合もあります。
これはTEDはあくまでもプレゼンテーションを
試聴してもらうとことが目的で作られているからです。
TEDで綺麗な英語の発音のプレゼンターを
探すのは正直なかなか難しいです。
またネイティブであっても
アメリカ英語とイギリス英語の話し方は
違うことがかなりあります。
これはTEDの動画が
英語の発音を学習する動画ではないからです。
まとめ
TEDはあくまで
専門的なプレゼンテーションの動画です。
TEDを試聴しただけで英会話の上達はできません
正直TEDの視聴だけで
簡単に英会話が上達したら
多くの人がそれを実践して結果を出しているはずです。
TEDはあくまでも
多くの人にプレゼンを試聴してもらうための
動画であって英会話の学習用に
作られてはいないからです。
英会話上達には
TEDのように英会話を聞くことで
耳を鳴らすことも大事ですが、
他にも読む、書く、話すことも重要になってきます。
今後グローバルに活躍する
サラリーマンは英文でメールや招待状を書いたり
部下にビジネス英語で要件を伝えたり、
電話対応やプレゼンをしたりと
多くの英語能力が必要になってきます。
もちろん私もTEDのプレゼンターのように
カッコよくプレゼンをしてみたいです。
しかしTED自体は大変素晴らしい動画の企画です。
大変内容の濃いプレゼンも多くて、
試聴して面白くためになります。
ちなみにビル ゲイツ氏は
TEDで2015年に興味深い講演をしました。
「疫病大流行が起きたら私たちの準備はできていない」
と言うタイトルの動画で最近話題になりました。
しかしカッコよく英語を話すためには
ある程度の経験と努力が必要になるのは
当然のことです。
例えばテニスやゴルフは
きちんとしたトレーニング、練習をすることで
結果が出るように
英語もきちんととした学習方法で
学習して努力をすると
それに見合った結果が得られます。